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このページは、以下の英語ページの抄訳です。最新の情報については、英語ページを参照してください。

 

SAP SQL Anywhere をデフォルトのCMSおよびAudit レポジトリとして使用する SAP BusinessObjects のインストールでは、データベースのロギングは有効になっていません。データベースを起動できないような状況に陥った場合には、ロギングを有効にすることでなぜそのようなことが発生したのか発見することができます。Windows と Unix の本番環境での利用方法を以下に説明します。

Windows インストール


データベースのロギングは、データベースが起動した際の起動パラメーターを追加することで利用できます。データベースの起動パラメーターは、CMS および Audit データベースのWindows サービス内に特定されています。データベースの管理ツールを使用するには、BOBJ システムに対し、SAP SQL Anywhere のクライアントをインストールする必要があります。SQL Anywhere のクライアントの入手方法はこちらをご参照ください。

  1. SQL Anywhere クライアントをインストール後、Sybase Centralを立ち上げます。

  2. 右パネルで、「SQL Anywhere 12」をダブルクリックします。

  3. 「Service」タブに切り替えます。「SQLAnywhereForBI」というデータベースサービスが表示されます。このエントリー上でダブルクリックすると、プロパティが表示されます。

  4. 「Configuration」タブに切り替えると、データベースの起動パラメータが表示されます。

  5. ここでパラメーターを追加して、ロギングを有効にします。パラメータのテキストボックス内に、以下のパラメーターを追加します。-o "C:\BOBJ\dblogs\cmslog.txt"この例では、全データベースサーバーのメッセージが特定のディレクトリにある「cmslog.txt」ファイルにログされます。もちろん異なる場所/ファイル名にすることもできます。


  6. ボタンをクリックします。「Service Properties」ダイアログを閉じて、Sybase Central をシャットダウンします。


重要事項:

  • ログファイルを作成するために、データベースサービスを再起動する必要があります。Sybase Central からも、コントロールパネルのサービスアプレットからも実行できます。または、BusinessObjects サーバーを再起動しても可能です。

  • 問題を解決した後は、本番システムのデータベースのロギングは無効にしてください。パフォーマンスの理由から、本番環境では、ロギングなしで稼働させることを推奨します。


データベースのログファイル内の例を以下に示します。

I. 05/22 11:08:33. Starting database "BI4_CMS" (C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\sqlanywhere\database\BI4_CMS.db) at Thu May 22 2014 11:08

I. 05/22 11:08:33. Starting database "BI4_Audit" (C:\Program Files (x86)\SAP BusinessObjects\sqlanywhere\database\BI4_Audit.db) at Thu May 22 2014 11:08

I. 05/22 11:08:33. Transaction log: BI4_CMS.log

I. 05/22 11:08:33. Transaction log: BI4_Audit.log

I. 05/22 11:08:33. Starting checkpoint of "BI4_Audit" (BI4_Audit.db) at Thu May 22 2014 11:08

I. 05/22 11:08:33. Starting checkpoint of "BI4_CMS" (BI4_CMS.db) at Thu May 22 2014 11:08

I. 05/22 11:08:33. Finished checkpoint of "BI4_Audit" (BI4_Audit.db) at Thu May 22 2014 11:08

I. 05/22 11:08:33. Finished checkpoint of "BI4_CMS" (BI4_CMS.db) at Thu May 22 2014 11:08

I. 05/22 11:08:33. Database "BI4_Audit" (BI4_Audit.db) started at Thu May 22 2014 11:08

I. 05/22 11:08:33. Database "BI4_CMS" (BI4_CMS.db) started at Thu May 22 2014 11:08

I. 05/22 11:08:33. Database server started at Thu May 22 2014 11:08

I. 05/22 11:08:33. Trying to start SharedMemory link ...

I. 05/22 11:08:33.    SharedMemory link started successfully

I. 05/22 11:08:33. Trying to start TCPIP link ...

I. 05/22 11:08:33. Starting on port 2638

I. 05/22 11:08:34.    TCPIP link started successfully

I. 05/22 11:08:35. Now accepting requests

Unix インストール


データベースの起動パラメーターは以下のファイル内に特定されています。 <bobj_install>/sap_bobj/sqlanywhere_startup.sh 。<bobj_install> は、SAP BusinessObjectsがインストールされた場所です。

  1. ファイル (sqlanywhere_startup.sh) を編集します。データベースの起動パラメーターは、最後にあらわれます。。dbspawn -f dbsrv12 -gk all -n "$SQLANYWHERE_SERVER" -x "tcpip(port=${SQLANYWHERE_PORT};DoBroadcast=NO;BroadcastListener=NO)" "${SQLANYWHERE_CMS_DBFILE}" "${SQLANYWHERE_AUDIT_DBFILE}"



  1. ロギングを有効にするため、以下のパラメーターを追加します。dbspawn -f dbsrv12 -o /home/bo4user/cmslog.txt -gk all -n "$SQLANYWHERE_SERVER" -x "tcpip(port=${SQLANYWHERE_PORT};DoBroadcast=NO;BroadcastListener=NO)" "${SQLANYWHERE_CMS_DBFILE}" "${SQLANYWHERE_AUDIT_DBFILE}"
    この例では、全てのデータベースサーバーのメッセージは、特定のディレクトリにあるファイル cmslog.txt にログが記録されます。もちろん、他の場所/ファイル名にすることも可能です。


重要事項

  • ログファイルを作成するために、データベースサービスを再起動する必要があります。シャットダウン/起動スクリプトを実行することでも可能です。

  • 問題を解決した後は、データベースのロギングは無効にしてください。パフォーマンスの理由から、本番環境ではロギングなしで稼働させることを推奨します。


SQL Anywhere データベースサーバーのログファイル


-o ファイル名 パラメーターは全データベースサーバーメッセージを特定のログファイルにプリントします。いくつかの他のパラメーターも使えます。

























パラメーター 概要
-oe filename 起動エラー、致命的なエラー、アサーションなどをロギング
-on { size[ k | m | g ] } データベースサーバーメッセージログの最大サイズを特定。その後、ファイルは.oldに名称変更され、新しいファイルがスタート。
-os { size[ k | m | g ] } ファイルの名称が変更されたポイントの、データベースサーバーメッセージログファイルの最大サイズを特定。
-ot logfile データベースサーバーメッセージログファイルをTruncate し、アウトプットメッセージを追加

SQL Anywhere データベースサーバーの起動パラメーターの詳細については、マニュアルのこちらをご参照ください。

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SAP SQL Anywhere に関する詳細情報は、SAP SQL Anywhere Communityページ<英語> を参照してください。

 

上記のコミュニティーに掲載されている技術情報は、順次SQL Anywhere 日本語コミュニティ

に掲載しています。

 

SQL Anywhere に関してはまずはこちらをご参照ください。無期限でご利用いただける無償の Developers Edition もこちらからダウンロードが可能です。

 

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